橋を架ける

 ここ最近は実ジョブ、チャンスがあればトライアルの受験、英訳の学習、という行動をとっています。

 直近の仕事ではライフサイエンス分野の論文和訳を請け負いました。講座で勧められていたこともあり、学習過程で海外の論文や国内の学会誌を読んでいたため、強い抵抗を感じずに作業を進めることができました。

 英訳に関しては、自力翻訳を進めています。背景知識があるバイオ分野の特許明細書を題材にして、ネイティブの文章を参考にしながら1文1文格闘しています。

 特に難しいと感じるのは単数/複数の決定、冠詞/不定冠詞の選択です。ネイティブの文章においても揺らぎがあるなど、確立された正解は見受けられないので、なるべく信頼性の高い文章から用例を集めて分析しています。

 一方で、適切な動詞の選択とそれに従う無生物主語の使用、また、関係代名詞の非制限用法によって情報に強弱をつけるなどの操作については、徐々にこなれてきました。

 英訳学習をしていて感じるのは、両言語方向の翻訳スキルが効率よくアップするということです。

 例えば和訳をする際には、英文作成時に留意すべきことを考えることで、英語原文の読み取り精度が高くなります。また、英訳をする際には日本語の原文を注意深く読みますので、参考になる表現があれば和訳時に活かそうと思えます。

 お盆前には特許分野の英訳トライアルに合格したいので、今は演習を重ねて実力をつけるまでです。