3月に入ってからは、文法を中心とした翻訳テクニックの習得を目的に学習を進めてきました。
というのも、2月の初旬に特許明細書の翻訳を自力で試みた時点では、自分の翻訳レベルが、能動態と受動態のどちらで訳出すべきか判断できないくらいの状態であったからです。
したがって、まずは一定の型を身につけるべく、下記2つのサイトを利用して、徹底的に技術翻訳の基礎固めをすることに至りました。
・翻訳の泉
・ミドリインターナショナルさんが提供する翻訳のヒント
紹介されている内容を一通り押さえて必要な知識を得ることはできましたので、後はそれらを互いに組み合わせて運用できるようにしていくことが次の課題です。
学習中によく考えたことは、高品質の翻訳サービスとはどういうことか、ということです。
文法を学ぶ理由は、翻訳作業をするためではなく、クライアントを満足させるためです。
特許翻訳におけるサービスとは、読み手である特許庁の審査官に負荷がかからない訳文を生成することと考えます。
“負荷がかからない”とは、文章の内容が正確であり誤解を生まず、簡潔だということです。
ですので、多義の前置詞一つを訳出する際にも、よくよく注意して言葉を選ぶ必要があります。そのために学習をして、知識の引き出しを増やしていきたいと思います。